本日、「令和7年度 父母と教師の会 第2回評議員会・第1回組織委員会」が開催されました。
評議員会では、7月2日(水)に行われた外部講師を招いてのPTA研修会(テーマ:「自立に向けた家庭での関わり方のヒント」)に関するアンケート結果と、同じく7月末に実施された事業所見学会についての報告がありました。
研修会のアンケート結果では、「満足」という回答が多く、「当たり前の中にこそ、褒めるポイントがあるなんて、目からうろこです」「保護者の皆さんの話(思い)が聞けて良かったです」など、多くのご感想をいただきました。また、事業所見学会についても、評議員の方々からは「来年度もぜひ実施して欲しい」とのご意見をいただきました。今回いただいたご感想やご意見は、しっかりと次年度の活動計画に生かしていきたいと思います。
引き続き行われた組織委員会では、委員会の活動内容についての説明や、次年度の「くぼた校父母と教師の会」役員選出までの流れについての確認が行われました。
お忙しい中ご参加くださった評議員の皆様、誠にありがとうございました。今後とも、本校の教育活動の充実のため、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

本日、東日本国際大学 経済経営学部 准教授でスポーツマネジメントコース長の小野 覚久 様をお招きし、健康教育の一環として「ふくしまっ子健康マネジメントプラン」を実施しました。この学習は、生徒たちが自分の体の状態を科学的に理解し、適切な健康管理の方法を学ぶことを目的としています。
まず、高性能な体組成計を使い、一人ひとりが自分の体を計測。体重だけでなく、体脂肪率や筋肉量など、普段は知ることのできない体の中の様子を「見える化」しました。生徒たちは、印刷された自分のデータに興味津々の様子でした。
測定後、小野先生から「自分の身体組成データの見方」と「これからの体重管理」についての講話をいただきました。先生は、生徒たちのデータを参考にしながら、「筋肉量を増やすにはこんな運動が効果的です」「食事ではこの栄養素を意識しましょう」と、具体的で分かりやすいお話をしてくださり、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。
今回の学習を通して、生徒たちは自分の体を正しく理解し、健康な生活を送るための具体的な方法を学ぶことができました。今後の自己管理に、ぜひ活かしていってほしいと思います。


特別支援学校初任者研修地区別研修として、本日、地区内の学校に勤務されている初任者2名が来校しました。この研修は、生徒一人ひとりの障がいの状態や個々の実態に応じた指導への理解を深め、教師としての資質を高めることを目的としています。先生方には、本校の特色ある教育活動の一つである「職業(作業学習)」の授業に実際に参加していただきました。先生方と生徒たちが積極的に交流する中で、先生方の質問に、生徒たちは作業の手順やコツなどを「これはこうするんです」と、一つひとつ自分の言葉で説明していました。こうした経験は、生徒たちにとって大きな自信につながるとともに、2名の先生方にとっても、くぼた校の生徒から直接学ぶ貴重な機会となったようです。


【1年:音楽】外部講師の方々から学んだウクレレの音色と歌声を、音楽室に響かせていました。教えていただいたポイントを思い出しながら、仲間と音を合わせる楽しさを味わっていました。


【2年:国語】「好きなもの」をテーマにした短歌の創作活動に取り組んでいます。「剣士」や「エアコン」など、生徒それぞれの個性が光るテーマを選び、五・七・五・七・七の言葉で自分だけの世界を表現していました。

【2年:日常生活】清掃の学習では、ちぎった新聞紙を床いっぱいに広げたら、掃除の本番です。新聞紙がほうきで集めるべき「的」となるため、どこを掃けばよいか目で見てしっかり確認することができます。ほうきとちりとりを上手に使い、一つも残さず隅々まできれいに掃き集めていました。

【3年生・数学】 「平均」の考え方を学習しました。量の違う水が入ったカップをどうすれば同じ量にできるか、グループで活発に意見を出し合い、自分たちの手で水を移し替えて平均を完成させ、体験を通してその意味を理解していました。

3年生が「後期産業現場等における実習」でそれぞれの現場で頑張っている中、1・2年生が作業学習に集中して取り組んでいます。
◆ビルクリーニング班:グループに分かれ、清掃場所に合わせて「どの道具が必要なのか」「手順をどうするか」など、グループで意見を交換。準備から役割分担までを自分たちで決め、真剣に清掃に取り組む姿に、確かな成長を感じます。


◆工芸班:静かな集中力は上級生さながらです。完成した「飾りパン」を袋に入れるためのおしゃれな台紙を、牛乳パックと英字新聞で丁寧に制作。人気のクラフトバッグ作りでも、材料の切り分けから織り上げまで、一つひとつの作業に集中していました。



◆製作班:さをり織りやアイロンがけなど、丁寧さと根気が求められる作業に黙々と取り組んでいました。特に、さをり織りでは、多彩な糸を使いながら、一つひとつの工程を確実に行い、世界に一つだけのオリジナル製品を製作していました。


【お知らせとお願い】
季節の変わり目となり、校内では発熱を伴う風邪などが少し流行しています。学校でも手洗いや換気を奨励しておりますが、ご家庭でもお子さんの体調管理にご留意くださいますよう、ご協力をお願いいたします。
保健の授業で、飲酒がもたらす様々な影響について学びました。判断力の低下や依存症など成長期の脳への危険性に加え、妊娠中の飲酒が胎児の成長に及ぼす深刻な影響についても確認しました。また、飲酒運転による交通事故や暴力といった社会全体の問題にまで発展する危険性を学び、責任ある行動の大切さを考えました。未成年の飲酒は法律で禁止されていますが、将来、正しい知識を持って責任ある行動を選択できるよう、生徒たちはしっかりと授業に臨んでいました。

体育の陸上競技では、「走る技術」の向上をテーマに授業を行いました。一定の間隔に置かれたマークを走り抜ける「マーク走」に取り組み、生徒たちは、自分の走る様子をタブレット端末で友達と互いに撮影しました。
撮影後、映像を見ながら「足が上がって良いね」「もっと手を振って走ってみよう」など、友達と良い点や改善点を話し合い、次の走りに活かしていました。

9月11日(木)、1年生が、将来の自立に向けて自分の生き方を考える学習の一環として、職場見学を行いました。今回は「企業」と「事業所」の2つのグループに分かれ、地域の仕事現場を訪問させていただきました。
◆企業見学グループ(さんしゃいんクレハ 様)
企業見学グループは、「さんしゃいんクレハ」様を訪問し、メモ帳の製作体験をさせていただきました。生徒たちは、社員の方々に教わりながら、一つひとつの工程に挑戦。「この作業は得意かも!」「ここは少し難しいな」と、実際に作業をすることで、自分の得意なことや課題に気づき、自分自身をより深く知るきっかけになったようです。また、働く先輩方の真剣に取り組む仕事ぶりや、社員の方が質問に真摯に答えてくださる姿に触れ、社会人としての態度やマナーの大切さを肌で感じることができました。

◆事業所見学グループ(なそこ授産所 様)
事業所見学グループは、「なそこ授産所」様を訪問し、利用者の皆さんが、協力し合いながら作業に取り組む様子を見学させていただきました。一人ひとりが自分の役割を果たし、しっかり作業に取り組んでいる姿から、生徒たちは働くことの大切さについて考えを深めていました。

今回の貴重な体験は、生徒たちが自分の将来を具体的に考え、「これから何を頑張っていこうか」という前向きな姿勢を持つための、大きな一歩となりました。ご協力いただいた「さんしゃいんクレハ」様、「なそこ授産所」様、誠にありがとうございました。